3）シーケンシャル過給

プロトタイプエンジンのようなV型機関では、通常2系統の過給機を並列に使用する。

十分な排気ガス量が得られる高負荷時は過給機が十分作動するため、目標とする給気圧を得られるが、排気ガス量の少ない低負荷時は排気タービンを十分に回転させることができない。

シーケンシャル過給は、この問題を解決するため、低負荷時は2台の内の片側の過給機のみに排気ガスを導入し、1台当りの排気ガス量を増加させることで十分なエネルギーを得て、必要な過給圧を得るのものである。

高負荷時には両側の過給機を使用し、通常通りの作動を行う。

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